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武者絵の精紳(こころ) その21

2012/05/05 09:33

 

 

 【義経弓流之図】  小堀鞆音  大正5年作

 

             

 

 小兵であった源義経は、弓も小さな作り、おせじにも強弓とは言えなかったようで・・・・海に投げ出された自分の弓を平家方が拾い上げて、その小さい、恥ずかしさ、がばれてしまわぬよう、危険を冒してまで落とした弓を取りに行く・・・・・

 

 というシーンを絵画化したものです。

 

 海の波表現が見事。

 

 北斎の波??の様・・・

 浮世絵風な表現が使われており、小堀鞆音画伯の研鑽の深さを改めて教えられる作品です。

 

 それにしても・・・・この義経の行動を美談とする、つまり、弱いところを敵に知らせないようにすることも大将としての立派なあり方である!!  と言う風潮=判官びいき、が世間にあって、こういう画題でさえ持てはやされたのでありましょう。 

 

人気者義経はナニをやっても絵になる!! っと、いうわけですね。

 

 

 

 

  赤と緑との対比が鮮烈。

 

  波しぶきのリアルな事・・・・。

 

 

 ヒーロー、アイドル、は、どんな時にもカッコイイ!!

 

  本人はタイヘン・・・・・ですね。

 

 

  馬のほうがタイヘンか?  そっぽ向いてますし・・・

 

  馬の顔を向こうに向けて、あえて描かなかったのは、義経の心理状態を表す顔に視点が集中する様、作為したから・・・?と思われます。

 

 

 

 

 

 

カテゴリ: 本・アート  > アート    フォルダ: 武者絵

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